異国を旅するように

その昔、在日本のウズベキスタン大使館にて、ちょっとしたお呼ばれに参加する機会がありました。

シルクロードの途中にある彼の国の歴史と文化を学び、そのフィナーレとして、大使館員やそのご家族とダンスや音楽を楽しみ、そしてお食事をいただきました。立派なキッチンで、大きなお鍋で羊の油を溶かし、米を炒め、大量の人参と炊き込む料理に、これはウズベキスタンの各家庭で作られるプロフという言わばソウルフード、そしてご存じピラフの原型と説明されました。

そのお味に感激し、いつかまた食べてみたいと思っていました。

4月15日号のBRUTUSは、特集「世界が恋しくなる料理」

東京にある、世界各国のお店を紹介しています。

高田馬場にある「サマルカンドテラス」

東京で一つしかないという特注の大釜で毎日プロフを炊き上げるとのこと。早速訪問し、念願のプロフをいただきました。

懐かしさとともに、改めて美味しく感じる、優しい味でした。

随所にお国柄を散りばめながらも洒落たcafe風で、若い方を中心にとても人気があるお店のようです。

今、世界とのつながりは瞬時に可能でありながら、往来は途絶えてしまいました。

東京にいながら、ほんの少し、扉を開けたような、そんな時を過ごせました。

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